『ストレンジャー』は、星井情先生の商業漫画作品。
一筋縄ではいかない大人の恋の駆け引きを描いた物語。主人公がBSS(僕が先に好きだったのに)感情を抱く展開ですが、ハートフルな着地で安心できる内容なのでおすすめの一作です。
この記事では、『ストレンジャー』の配信状況や見どころについてご紹介していきます。
『ストレンジャー』配信状況
作品名 | ストレンジャー |
作者 | 星井情 |
掲載誌 | COMIC快楽天 2025年06月号 |
配信状況 |
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『ストレンジャー』見どころ
ここからは、なるべくネタバレを避けながら、『ストレンジャー』の魅力についてご紹介します。
大人の恋の駆け引き
物語に登場するのは、小野寺くんと鷹野さん。職場の同僚という関係です。
小野寺くんは、社内でも目立つ存在のイケメン。一方で、鷹野さんは地味で控えめ。
彼は「簡単に落とせそう」と軽く見て声をかけ、身体の関係に。ところが、ある日突然、鷹野さんに次の約束を断られてしまいます。
翌日、小野寺くんが出社すると、鷹野さんの雰囲気が一変。メガネを外し、装いも変わって、美人として注目を集めている。
しかも、社内では「彼氏ができたらしい」という噂まで。
彼に対する態度もどこか冷たく、まるで今までの関係がなかったかのよう。そのよそよそしさはまさにタイトルの『ストレンジャー(stranger = 見知らぬ人)』そのもの。
二人の距離感とすれ違いの妙が、この物語の軸となっています。
僕が先に好きだったのに(BSS)
本作は、小野寺くん視点で物語が進みます。
当初は軽く見ていた鷹野さんが、実は周囲からも一目置かれる存在だったと気づくにつれ、彼の中に芽生えるのは「BSS(僕が先に好きだったのに)」という感情。
鷹野さんは、初登場時は地味な印象ですが、もともと美人。
その魅力に周囲の男性たちも気づき始め、小野寺くんは焦りと悔しさを募らせていきます。
やがて、彼女の冷静な態度に翻弄されながら、自然と彼女を目で追ってしまうように。小野寺くんの感情に、読者も共感させられる展開です。
登場人物と感情描写のリアリティ
星井情先生の描写は、感情の動きや人物の変化が非常に丁寧だと思います。
特に小野寺くんの焦りや自尊心が揺れる様子は、男性読者なら分かる方が多いのではないでしょうか。
一方、鷹野さんはそれを狙っているのは確実。直接的な説明は少ないものの、その態度や立ち居振る舞いから意図が読み取れます。
読み終えると、女慣れしていそうな小野寺くんさえも、女性には敵わないなと思っている感じがしますね。
また、ヒロインの身体の描き方も誇張せず生々しい描写。物語やキャラの雰囲気と合っていると感じます。さすが星井情先生だと感じさせられる一作です。
まとめ
この記事では、『ストレンジャー』についてご紹介してきました。
ぜひ参考にしていただき、星井情先生を応援していきましょう。